新型コロナウィルスの影響
良ければ継続
新型コロナウィルスの影響を、多くの中小企業がうけていると思います。在宅ワークや時差出勤に踏み切った会社もあるかもしれません。或いは、まったく仕事が出来なかったり、社員が出社できず閑散としていたり。いろんな変化を経験していると思いますが、大事なのはこの変化が「今だけ」の臨時の変化か、「今後ずっと」の変化なのかを見極める必要があります。
それは社内の問題のみならず、会社を取り巻く問題も同様です。たとえば、今は営業社員が顧客を訪問することを自粛している会社もあるでしょう。もしそれでも売り上げがあまり変わらなければ、このままその方法を維持したほうがいいでしょう。一方で、どれだけ会社をあけていても仕事がない、という事であればその変化は「あと少し耐えれば何とかなる」ものなのか、そうでないかの見極めは必要でしょう。
例えば外食なら・・・
一時期一世を風靡した、回転ずし。最近まで行列ができていた店もありましたが、このようなウィする騒動では、回転することに不衛生を感じて敬遠するかもしれません。それに配慮して、回らなくした回転ずし屋さんもあると言います。私の周囲では、「安さはありがたいけど、そこで食べるよりも持ち帰るほうが便利」であることに気付いたと言います。長いこと待たされるより、事前にスマホで予約して、自分の都合でとりに行く持ち帰りが非常に便利だという人が増えてきました。
さらに言うと、私の近所にはちょっとした個人経営の魚屋さんがあります。ここにお願いすると、比較的安い値段で新鮮な魚を手巻きずし用に用意してくれます。普通の回転寿司と比べて味は非常にいい。となると、そもそもここで買えばいいじゃないか、という話が出ていたりします。
外食産業におけるライバルは、もしかしたらこのコロナ騒動をきっかけにかわってくるのかもしれません。
上手く時流に乗ろう!
変化のときこそ経営者の態度が大事
現状を考えてみると、情報は必要以上にあふれているけど、情報ソースごとの整合性が取れない状態ではないかと思います。具体的に言うと、テレビニュースの報道と、ネットでの情報が合致しないのです。すると、人は、統一的な見解を持つことができず、混乱します。本来こういったときに、情報を整理し、”考える”ことで、本当は何が起こっているかを判断術出来ですが、人間はどうも”考える”という事が苦手です。結果として、一つ一つの情報に踊らされ、右往左往します。
こういったときに、シンプルに自分の考えを表現できるリーダーはとても強く見えます。こんな時だからこそ、他の人と一緒に情報に踊らされるのではなく、しっかりと自分なりに情報を分析して、自分なりの見解を明確にするよう努力する日宇用があると思います。そういったときに見せる確信こそが、リーダーシップの重要な要素ではないかと思います。
そして混乱しているからこそ会社を変えやすいタイミングとも言えます。この先何が起こるか予想をするのは難しいですが、まずは「会社は日々変わるもの」ということを社内で慣れておくのもいいかもしれません。毎日変化がある事が当たり前になると、今後の会社の基礎体力が強くなるかもしれません。
