思い切って仕事を切り離してみる

もう電話は取りません!?

ある事務機屋さんの英断

まだまだ多くの企業では、「電話は必需品」という認識が強いと思います。しかし、一度、会社にかかってくる電話がどのような内容のものなのか、チェックをしてみるといいかもしれません。業種や顧客層にもよりますが、もはや電話はさほど重要ではないものになっているかもしれません。

友人が経営するある事務機屋さんは、今、会社にかかる電話はいったん外注先でとるようになっているそうです。その外注先が受電したものを整理して自社に報告をくれ、必要に応じてコールバックするのだそうです。それで何一つ問題がないそうです。

考えてみれば、たとえば営業社員に携帯電話を持たせて、お客様とのやり取りは携帯で済ませる会社は多いようです。そのほかにも、メールやチャット、SNSなどを通じて顧客とつながっているような時代。もはや電話は特殊な通信手段と言えるのかもしれません。

セールス電話はすべてカット

なぜこの会社がこのようなことに踏み切ったかと言えば、人材不足という問題があるようです。大事な従業員に電話の取次ぎをさせている時間がもったいない。また、電話で重要な仕事を中断されて、集中力を失うことがもったいない。そんな思いがあったようです。

実際、そういった方向で受電を外注したところ、セールス電話は100%カットされることになります。

これは、逆にBtoBセールスをする側にとっては、ちょっと胃が痛くなる現象ですね。いくら電話をかけても、外注サービス業者のメモにしか痕跡が残らない。なんとも難しい時代になりました。

しかし私たちは、セールスを仕掛ける側であれ、受ける側であれ、このような時代の変化、働き方や会社の在り方の変化に無関心ではいられません。

常に「何を捨てるか」を考える

自分の会社ならどうだろう・・・?

そんな友人の会社の話を聴いて、たぶん二つの反応の仕方があると思います。一つは、「ウチは違う業界だから無理」という事になると思います。もう一つは、「違う業界だけど、できるとすればどうだろう?」と考える方法。

前者に則れば、「ウチは業種も違うし、それはあり得ないな」で終了です。しかし、後者に則れば、そもそもお客様の電話ってどんなものが多いだろう?という分析から入るのではないかと思います。そして、そういった電話に関して、それを問い合わせが来ないよう事前に案内をする仕組みを作るとどうかとか、携帯電話で受けてみるとどうかとか、色々と考えは巡るのではないかと思います。

結果として当社において、どうしても急ぐ電話の種類がいくつか特定でき、その電話はだいたい何本くらいあるかが明確になりました。すると、たとえば受電を外注して、事務所を空にできるかどうかがある程度目星がつきました。

実際にやるかどうかは別として、可能性は見えてくるような気がします。

なぜ仕事が終わらないのか?

働き方改革が言われ始めて久しいですが、イマイチそれが進まない原因の一つに、辞められない仕事が多い、という事があるのではないでしょうか。今はその効果が低くはなってきているけど、まだ多少なりとも効果のあるうちは、辞めるわけにはいかないのだ、と。

実はこの思い切りを持たないと、非常にまれな仕事をいつまでも置いておくことになります。結局はそういったことの積み重ねが時間泥棒となって会社のリソースを奪っていく傾向がある事を考えると、ある程度の英断が必要となるときはあるような気もします。

大抵の会社は、より良くするため、新しいことを始める会議はやっても、不要になったものをやめる会議はやっていなかったりするのではないでしょうか。そこが、仕事が積もっていく原因かもしれません。

さて、御社では、捨てられるものがありますか?それともありませんか?

Alexas_FotosによるPixabayからの画像

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