社内環境の整備は小さなことから

マスクをするかしないかは死活問題!?

社内でのエチケット

コロナウィルスにインフルエンザ。それでなくとも、風邪などが流行る冬場。社内での「咳・くしゃみ」に関するエチケットはしっかりできているでしょうか?
今は様々なところでこんな風に言われています。「マスクは自分が他人から病気をもらうことを防ぐより、自分がウィルスなどを拡散させないようにする効果が高い」

こういったことに対する感度というのは、どちらかというと男性より、女性の方が高いようです。社内でマスクをしていないのは、たいてい中年以上の男性社員。彼らにとっては、「マスクなんてしたって、たいして意味がない」とか、「息苦しいからつけない」とか言う人もいるようです。

また、マスクは「自分が他人からウィルスをもらわない」ためにつけているので、人込みに行くときだけつける、という人もいるようです。こうなると、「人にうつさないようマスクをする」女性陣からはかなりのバッシングを受けそうです。

女性にとってのウィルス対策の意味

女性で、お子さんがいらっしゃる家庭では、たいていお子さんの面倒は女性であるお母さんが見ることが多いと思います。いくら夫婦で協力して、といったところで、保育園への送り迎えだったり、細々したところはどうしてもお母さんの役割は大きい。そうすると当然、子ども経由でやってくるインフルエンザもあるわけですが、そんな中、「40度の熱があって会社は休んだけど、保育園の送り迎えは自分でやらざるを得なかった」なんて言う話もあるわけです。

さらに、子どもが熱を出せば、たいてい子供の面倒を見るのはまだまだお母さんの役目である家庭は多いと思います。そうすると仕事を休まざるを得なくなってきます。

そんな、家庭における役割の集中はなかなか避けきれないので、できるだけ体調を崩さないようにと気を配っているのに、無神経な男性社員がマスクもせずに出社する。これでは、怒りたくなるのもうなずけます。

いかに社員にとって快適な空間を作るか?

設備や制度の充実だけではできないこともある

こういった社員間の意識の差は、たんに社内の設備や制度の充実だけではできません。たしかに、感染を広めないよう、湿度を上げる加湿器を入れるとかといった工夫はできるでしょう。しかし、それでは効果も見えにくいし、なにしろ「感情」が収まりません。そんな状態で、チームでのいい仕事を期待するというのは少し都合がよすぎる発想かもしれません。

そういったところをすっ飛ばして私たちは、何かしらの設備をつけたり、制度を作ったり、サービスを契約することで、「社内の福利厚生は充実している」といった風に思い込もうとしています。たしかに、求人募集にさいしては、どんな設備やどんな制度があるかが大事で、そうでなければ利点として描くことが難しいと思います。しかし一方で、実質的な居心地の良さは、一度体験すれば、なかなかそこから離れにくくなる要因ともなるのではないかと思います。そして何より、生産性向上には間違いなく寄与するはずです。

何かを導入することも大事ですが、組織でのこのような認識の違いをすり合わせる機会を作ってみてはいかがでしょうか。

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