始業前の瞑想
大袈裟にしなくても効果はある
海外のテック企業の多くが社内に瞑想を取り入れている、なんていう話をよく耳にすると思います。もともと瞑想というと宗教などとの関連があることも多く、人によってはアヤシイと考える人もいたようです。しかし、そういった宗教的な意味合いと迷走を切り離したことで、一気に欧米に広がった経緯があるようです。
実際に瞑想を行うことで、ストレスが軽減したり、自律神経が整ったり、集中力が増したり、ひらめきがさえたり、いろんな効果を耳にします。じゃあ、うちでもやってみよう!という経営者もいらっしゃるかもしれませんが、なんとなく思いきれない方もいらっしゃるのではないでしょうか。
怪しさはぬぐいきれない?
じつはわたし、さほど本格的なものではありませんが、もう10年近く前から瞑想っぽいことを時々やってました。当時はそんな話をすると大笑いされたものです。そんな風にどこか怪しく、どこかおかしい感覚は今でもゼロとはいいがたいかもしれません。そんな中、仕事の現場で急にそんなことをやり始めると、「なんだ、なんだ」とちょっと社内がざわつくかもしれません。
そんな時に「あ、これいいいな」と思ったのが、ある社会教育団体でやっている「2分間の静寂」という時間。会合を始める前に2分間だけ、物音を立てず、心を落ち着ける時間をとっています。実は私はこの時間が大好きで、会場で物音一つ立てず、ただ空調の音だけが響いている状態で、気持ちを集中させます。
これ、やってることは瞑想なんですが、瞑想と呼ばない。静寂の時間を作り、精神を統一するというイメージなので宗教的な色合いがつきにくいのかもしれません。
ラジオ体操なども瞑想の一つ!?
静かに座るだけが瞑想ではない
瞑想というと、座禅を組んでただひたすら静かに目をつぶるイメージが強いかと思います。しかし実際は、歩く瞑想などもありますし、ヨガも瞑想の一つです。体と心を一致させるという効果もあるようで、そう言う意味ではラジオ体操も心がけ次第では瞑想の一つと言えるかもしれません。実は脳にとっては体を動かすことがとても良い効果が見込めると言われています。また、みんなで同じ動作をするというのもチームビルディングにはとても大事な要素です。
ラジオ体操の前後に1分でも2分でも、沈黙の時間を作ると言ったことで瞑想の実践に足を踏み入れるきっかけづくりをするのもいいかもしれませんね。また、最近はヨガインストラクターの企業への派遣なども行われているようですので、そんな方との契約もアリかもしれませんね。
