会社にお金を残すための7つのチェックポイント

塵も積もれば山となる?

セオリー通りにやればいい

会社にお金が残らない。多くの経営者が頭を抱える悩みかもしれません。頑張って売上高は上がっているのに、お金が残らないというのは良くある話です。そこで、基本に立ち返って、会社にお金を残すためにできる事、手持ち資金を潤沢にするためにできることを考えてみましょう。

キャッシュ戦略7つのチェックポイント

ここにできる、できないはひとまず置いておいて、手持ち資金を金融機関に頼ることなく増やすことができる7つの要素を書き出してみます。

①価格を上げる
②販売量を増やす
③商品原価を下げる
④人件費を下げる
⑤売掛債権日数を下げる
⑥在庫日数の削減
⑦買掛債務日数の増加

一つ一つ見ていきましょう。

思い込みを外してみてみる

あたりまえが当たり前でなくなる?

Free-PhotosによるPixabayからの画像

これらの7つのポイントはあまりにも当たり前すぎる内容でしょう。だからといって「今でも十分努力をしている」とさらっと流してしまう前に、「本当にこれ以上は無理なのか?」という問いかけをしてみてください。深く考えることで対策が可能な内容もあるのではないでしょうか。

①価格を上げる

今ついている価格というのは、どうやって設定したのでしょうか?ライバルに合わせた?それとも製造原価から決めた?どんな方法にせよ、価格というのは非常に戦略的な要素の一つです。たとえば、「お客様とであるための商品」は徹底的に安く、そしてお客様との関係を深める商品でそこそこの値段を頂く、などといったマーケティング上の自分たちの強みを明確にすることで、値段を変えられる場合はないでしょうか。あるサービスは、値段を上げることで顧客層が変わり、一気にキャッシュフローが改善されたという事もありました。今の値段が、商品の信頼性を損なう原因になってはいないでしょうか?

②販売量を増やす

販売量を増やそうと考えるなら、一度「今の10倍売上を上げるには?」という発想をしてみるのはおすすめです。今の10%増しにする、という事になるとただたくさん働け、という事になりますが、10倍にするにはやり方を変える必要があります。そういった中で、新しいアイデアが出てくることもあります。

③商品原価を下げる

品質を落として原価を下げるなら誰でもできます。しかし、たとえば本当はお客様の望んでいないものまで盛り込んで、商品原価を押し上げているという事はないでしょうか。費用対効果を考えながら、割り切る部分は割り切り、力を入れる部分は力を入れる。そんなメリハリを考えてみてもいいかもしれません。

④人件費を下げる

イマドキですから、RPAという事務作業の自動化ツールが比較的安価で導入可能だったりします。そういったものをうまく活用しながら、社員の配置をより有効な形へ変化させるような工夫も大事だと思います。そして、業務のうち、今や無用となったものをカットしてみる事も検討してみましょう。

⑤売掛債権日数を下げる
⑦買掛債務日数の増加

支払いは遅く、集金は早く。よく言われることですね。特に売掛債権の回収に関しては、しっかりと担当者に認識させないと、ずるずると伸びるケースもあるようです。しっかりと日々のチェックを怠らないように痛いものです。

⑥在庫日数の削減

製造の工程を見直してみたり、材料の仕入れから製品の製造の流れを見直すことで、在庫日数を一日でも減らすことができれば、随分とキャッシュフローは改善されるものです。

いずれにおいても「これが普通」という思い込みを外してみる事がコツと言えるかもしれません。ぜひ定期的に見直してみてはいかがでしょうか。

TeroVesalainenによるPixabayからの画像

人気記事

レンタルスペース

レンタルスペース

会社案内

会社案内

メルマガ登録

メルマガ・旬の経営情報
ページの先頭へ戻る