次には何をするか?

時代に愛されるビジネス

一夜にして成功は生まれない!?

アップルの創業者であるスティーブ・ジョブズの言葉は様々なところで引用されています。わたしも色々耳にしますが、意外と聞いたことがなかったのがこの言葉。

『一夜にして成功を収めるまでには、とんでもなく長い時間がかかる』

まさに一夜にして成功をなしたかに見えるアップル社。しかし、実際は1976年創業です。創業25周年目にしてiPodを発表し、従業員数9600人から世界トップクラスの時価総額を誇る企業に成長しました。

ビジネスには寿命がある

基本的に、ビジネスには寿命があります。同じことを永遠に繰り返すことはできません。開業し、成長拡大し、衰退していく。これが通常、中小企業の場合は一人の社長の代で経験されることになります。そして、会社を存続させるためには、衰退がはじまる前に、次の手を打つ必要があります。

そしてこの「次の手」はたいていはすぐにはうまくいきません。たとえばアップル社に関して言えば、それまでパソコンメーカーだったわけですが、そこにiPodという携帯音楽プレイヤーという従来ほとんど活性化していなかった新たな市場を創り出しました。これはうまくいったからよかったのですが、コケれば大変。しかし、世の中がまだ見ぬ新たな商品やサービスを「試す」タイミングに来ている企業はけっこう多いのではないでしょうか。

truthseeker08によるPixabayからの画像

時代に愛されるビジネスは努力不要で売り上げが上がる

一時のiPhoneだったり、全国展開を始めたころのユニクロだったり、時代にしっかりマッチした商品やビジネスモデルを持ち込むと、ほとんど営業努力をしなくとも、商品は飛ぶように売れるものです。

非常に極端な言い方ですが、私たち経営者はそういった「時代に愛されるビジネス」を見つけ、育てていくことこそがその仕事の中心なのかもしれません。

スケールアップのための3つの改善

会社を成長させるために必要なこと

非常に高い評価を得ている、会社を成長させるノウハウを詰め込んだ本、「SCALLING UP!」によると3つのポイントがあると言います。

・経営上層部が日常業務にあたる時間を80%減らす。
・上級管理職チームが紙上と接する活動に集中できるようにする。
・それ以外の社員が同じ目標に向かって戦略を実行し、結果を引き出せるようにする。

SCALLING UP!

ここだけ見れば当たり前、と思われるかもしれませんが実際はできていないことが多いように思います。そのノウハウは本書に譲るとして、経営者としては自分にとってどんな仕事をすべきかを認識する必要がありそうです。

BHAG

そこで本書は、社員が同じ目標に向かうというところで「BHAG(ビーハグ)」という目標設定を勧めています。これは、ジム・コリンズとジェリー・ポラスの登録商標ということですが、次の10年から25年で達成すべき大きく困難で大胆な目標(Big Hairy Audacious Goal)。

わかりやすい言葉で言うとムチャ振りです(笑)

そこに向けてプレッシャーをかけるという意味ではなく、笑いながらやりたいねー、と思える姿をイメージとしてとらえておく。これが大事なんじゃないかと思います。出来そうもないけど、できたらワクワクするよね。そんな目標を立てることを推奨しています。

Gerd AltmannによるPixabayからの画像

次に何をする?

そこで大事なのが、会社としてたとえば30年の歴史があるとしたら、これまでの30年を振り返り、つぎの30年をどうするかを考えるタイミングを迎える企業は多いような気がします。それはなぜかというと、それだけ大きく社会、時代が変わっているからです。

そして足元を見れば、今まで自分たちを育ててくれた商品やビジネスモデルが疲弊して、営業努力だけで売り上げを維持している、ということはないでしょうか?もしそう感じたとしたら、次の方向を模索するタイミングかもしれません。

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